4年使ったM1 MacBook Pro 2021を、M5 MacBook Pro 14インチに買い替えた。
理由は一つ。
生成AI時代に備えるため。
Cursor、Claude、ChatGPT――
これから開発の中心になる生成AIツールを、ストレスなく使いたい。
「2026年の大型アップデート待つべき?」
「3年サイクルで買い替えるのが最適?」
「モバイル保険って必要?」
現役WEBエンジニアが、M5 MacBook Pro購入の全てを本音で語ります。
この記事で分かること
- ✓ M1 → M5買い替えの決定的な理由
- ✓ 生成AI開発に必要なスペック(メモリ32GB・1TB構成)
- ✓ 2026年大型アップデート(有機EL)を待たない理由
- ✓ MacBook買い替えサイクルの最適解(3年ペース)
- ✓ モバイル保険が最適な理由
- ✓ 購入すべき人・待つべき人
なぜ今、M5 MacBook Proに買い替えたのか
私のMacBook遍歴
2021年:M1 MacBook Pro 14インチ購入
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB
- 価格:約25万円
2025年:M5 MacBook Pro 14インチ購入
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB
- 価格:約32万円
約4年での買い替え。
M1 MacBook Proの不満はなかった
正直、M1で困っていなかった。できていたこと:
- ✅ Rails開発(Docker含む)
- ✅ Next.js開発
- ✅ Figmaデザイン
- ✅ 動画編集(軽めのもの)
- ✅ ブラウザ50タブ同時起動
「まだまだ使える」というのが本音。
それでも買い替えた理由:生成AI時代への対応
2024年後半から、開発環境が激変。① Cursor導入
Cursor:
- AI搭載のコードエディタ
- コード補完・生成が異次元
M1(メモリ16GB)の問題:
- Cursor起動中、他のアプリが重くなる
- メモリ不足警告が頻発
- スワップが発生してSSDを圧迫
「メモリ32GBが必須」と痛感。
② 生成AIツールの同時使用
日常的に使うツール:- Cursor(AI補完)
- Claude(対話・レビュー)
- ChatGPT(調査・要約)
- GitHub Copilot(補助)
M1(メモリ16GB)の限界:
- ブラウザ + Cursor + Docker = メモリ不足
- スワップでSSDに負荷
- 作業効率が落ちる
「これから5年、生成AIツールは増え続ける」
③ ローカルLLM実行の可能性
将来的にやりたいこと:- Ollama(ローカルLLM)
- LM Studio
- プライベートデータでのAI学習
M1(メモリ16GB):
- ローカルLLMは厳しい
- 外部APIに依存するしかない
M5(メモリ32GB):
- 小〜中規模のLLMなら動く
- 外部API依存を減らせる
M5 MacBook Pro 購入スペック
選んだ構成
モデル:MacBook Pro 14インチスペック:
- チップ:M5
- メモリ:32GB(重要)
- ストレージ:1TB
- カラー:スペースブラック
価格:約32万円
スペック選定の理由
① チップ:M5を選んだ理由
M5 vs M4 Pro:| 項目 | M5 | M4 Pro |
|---|---|---|
| CPU性能 | 高 | 中〜高 |
| GPU性能 | 高 | 高 |
| Neural Engine | 最新世代 | 前世代 |
| 生成AI処理 | ◎ | ○ |
| 価格 | 基準 | +約3万円 |
- 生成AI処理に最適化
- M4 Proとの価格差3万円分の価値は感じない
② メモリ:32GBは必須
Cursor公式推奨:- 最低:16GB
- 推奨:32GB
- 快適:64GB
私の使い方:
- Cursor
- Docker
- ブラウザ(タブ50個)
- Claude(ブラウザ)
- Slack、Notion
16GBでは足りない。
32GBで快適。
③ ストレージ:1TBにした理由
512GBの問題:- プロジェクトファイル増加
- Docker imageで圧迫
- 外部SSDが必要
1TBのメリット:
- 外部SSD不要
- 転送速度が内蔵SSDの方が速い
- ケーブル不要で持ち運び楽
コスパ的に1TBが最適。
④ 14インチ vs 16インチ
私は14インチを選択。理由:
- 持ち運びが楽
- 自宅では外部モニター接続
- 16インチは重い(2.15kg)
16インチがおすすめな人:
- 外出先でも大画面作業
- 動画編集メイン
2026年大型アップデートを待たなかった理由
2026年モデルの噂
予想される変更:- 有機ELディスプレイ
- デザイン刷新
- M6チップ
- 薄型化
魅力的に見える。
それでも待たなかった理由
① 有機ELは優先度低い
現在の液晶ディスプレイ:- 十分キレイ
- 視認性◎
- 有機ELへの渇望なし
有機ELのメリット:
- 色の再現性向上
- コントラスト向上
私の用途(コード・文章):
- メリットを感じにくい
- デザイナーなら有機EL価値あり
② 大型アップデート直後は様子見すべき
Apple製品の傾向:- 大型アップデート初年度は不具合が多い
- 翌年のマイナーチェンジで改善
例:
- M1 MacBook Pro(2021):初代 → 小さな不具合あり
- M1 Pro(2022):改良版 → 安定
2026年モデル:
- 有機EL初搭載 → 不具合リスク
- 2027年モデルの方が安定する可能性
「初物は避ける」のが鉄則。
③ 今すぐ必要
M1(メモリ16GB)の限界:- Cursor使用で日々ストレス
- 開発効率が落ちる
1年待つコスト:
- 365日 × 1日30分のストレス
= 約180時間の損失
「待つ」より「今買う」方が合理的。
MacBook買い替えサイクルの最適解
私の考える最適サイクル:3年
理由:① 性能向上のペース
Appleシリコンの進化:- M1(2020)
- M2(2022)
- M3(2023)
- M4(2024)
- M5(2025)
約1〜2年で新世代。
3年使えば:
- 2世代分の性能向上
- 買い替え効果を実感できる
② 下取り価格の推移
MacBook下取り価格(例):| 経過年数 | 下取り価格(購入価格30万円の場合) | 残存率 |
|---|---|---|
| 1年 | 約22万円 | 73% |
| 2年 | 約18万円 | 60% |
| 3年 | 約15万円 | 50% |
| 4年 | 約10万円 | 33% |
| 5年 | 約5万円 | 17% |
- 下取り:約15万円
- 実質負担:約15万円
- 1年あたり:約5万円
4年で売却:
- 下取り:約10万円
- 実質負担:約20万円
- 1年あたり:約5万円
3〜4年が最もコスパ良い。
③ 最新技術への対応
3年あれば:- 開発環境が激変(例:生成AI)
- 新しいワークフローに対応
5年使うと:
- 古いスペックで我慢
- 開発効率が落ちる
「性能不足を感じる前に買い替える」
保険:モバイル保険が最適
AppleCare+ vs モバイル保険
| 項目 | AppleCare+ | モバイル保険 |
|---|---|---|
| 月額 | 約3,400円 | 約700円 |
| 2年総額 | 約81,600円 | 約16,800円 |
| 画面割れ | 約12,900円 | 無料(年1回) |
| その他破損 | 約37,100円 | 無料(年1回) |
| 盗難・紛失 | 約37,100円 | 対象外 |
| 3台まで補償 | ✗ | ✅ |
私がモバイル保険を選んだ理由
① 圧倒的に安い
AppleCare+:- 2年総額:約81,600円
モバイル保険:
- 2年総額:約16,800円
約65,000円の差。
② 3台まで補償
私の使用デバイス:- MacBook Pro
- iPad Air
- iPhone 14
すべてモバイル保険で補償。
AppleCare+なら:
- MacBook:約81,600円(2年)
- iPad:約15,800円(2年)
- iPhone:約29,800円(2年)
= 合計:約127,200円
モバイル保険なら:
- 3台すべて:約16,800円(2年)
約110,000円の差。
③ 画面割れ・破損は無料(年1回)
AppleCare+:- 画面割れ:約12,900円
- その他破損:約37,100円
モバイル保険:
- 年1回まで無料
- 修理代全額補償(最大10万円)
モバイル保険のデメリット
① 盗難・紛失は対象外AppleCare+:
- 盗難・紛失も補償
モバイル保険:
- 対象外
対策:
- 自宅・オフィスで使用 → 盗難リスク低
- 外出時は注意
② 修理は正規店以外でもOK
AppleCare+:
- Apple正規修理
モバイル保険:
- 非正規修理店でもOK
- 修理代を後日請求
正規修理にこだわるなら、AppleCare+。
M1 → M5で変わったこと
① Cursor使用が快適
M1(メモリ16GB):- Cursor起動中、他アプリが重い
- メモリ不足警告
M5(メモリ32GB):
- Cursor + Docker + ブラウザ同時起動
- メモリ余裕あり
② バッテリー持続時間が向上
M1:- フル稼働:約8時間
M5:
- フル稼働:約10〜12時間
電源なしで1日作業できる。
③ 発熱が少ない
M1:- Docker起動中、ファンが回る
- 本体が熱くなる
M5:
- ファンがほぼ回らない
- 常に冷たい
膝上作業も快適。
こんな人は買うべき
✅ 今すぐ買うべき人
① M1以前のMacBookユーザー- Intel Mac
- M1(メモリ16GB)
性能差が大きい。
② 生成AI開発をする人
- Cursor
- Claude
- ChatGPT
- ローカルLLM
メモリ32GBは必須。
③ Docker使用者
- Rails + Docker
- Next.js + Docker
メモリ16GBでは厳しい。
④ 動画編集・デザイン
- Final Cut Pro
- DaVinci Resolve
- Figma
GPU性能向上を実感できる。
❌ 待つべき人
① M2以降(メモリ32GB)ユーザーM2(32GB)からM5(32GB):
- 性能向上は体感しにくい
- 2026年まで待つのもあり
② 予算30万円以下
M5(32GB・1TB):約32万円
予算厳しいなら:
- M4整備済品(約25万円)
- M3整備済品(約20万円)
③ 有機EL絶対欲しい人
2026年モデル待ち推奨。
ただし、初物リスクあり。
よくある質問
Q. M4 Proじゃダメ?A. M5で十分。M4 Proとの価格差3万円分の価値は感じない。
Q. メモリ16GBじゃダメ?
A. Cursor使うなら32GB必須。16GBはメモリ不足になる。
Q. ストレージ512GBで外部SSDじゃダメ?
A. 可能だが、転送速度・持ち運びを考えると1TB推奨。
Q. 2026年モデル待つべき?
A. 有機EL欲しいなら待つ。今困っているなら買う。
Q. AppleCare+とモバイル保険、どっち?
A. コスパ重視ならモバイル保険。盗難・紛失も補償欲しいならAppleCare+。
Q. 14インチと16インチ、どっち?
A. 持ち運び重視なら14インチ。大画面作業メインなら16インチ。
まとめ:M5 MacBook Pro購入の判断基準
こんな人は今すぐ買うべき:- ✅ M1以前のMacBookユーザー
- ✅ Cursor・生成AI開発をする
- ✅ メモリ16GBで困っている
- ✅ Docker使用者
- ✅ 動画編集・デザイン
こんな人は待つべき:
- ❌ M2以降(32GB)ユーザー
- ❌ 予算30万円以下
- ❌ 有機EL絶対欲しい
私の結論:
「生成AI時代に備えるなら、M5(32GB・1TB)は最適解。」
2026年モデルを待つより、
今買って1年早く快適な開発環境を手に入れる方が合理的。
3年サイクルで買い替え、モバイル保険でコスト最適化。
これが、エンジニアのMacBook購入戦略です。
購入スペックまとめ
| 項目 | 選択 | 理由 |
|---|---|---|
| モデル | 14インチ | 持ち運び重視 |
| チップ | M5 | 生成AI最適化 |
| メモリ | 32GB | Cursor・Docker必須 |
| ストレージ | 1TB | 外部SSD不要 |
| 保険 | モバイル保険 | コスパ◎ |
| 買い替えサイクル | 3年 | 下取り価格・性能バランス |
モバイル保険:月700円(3台補償)
客観的評価まとめ
メリット
- ✅ メモリ32GBでCursor・Docker快適
- ✅ M1から大幅性能向上
- ✅ バッテリー持続時間向上
- ✅ 発熱少ない
- ✅ 生成AI開発に最適
- ✅ 3年買い替えサイクルでコスパ◎
デメリット
- ⚠️ 価格32万円(安くはない)
- ⚠️ M2以降(32GB)からの買い替えは体感差少ない
- ⚠️ 2026年有機ELを待つ選択肢もあり
- ⚠️ モバイル保険は盗難・紛失対象外
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